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葬儀や相続、遺言、離婚、詐欺についてのブログ 新潟県三条市/牛腸事務所
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こんにちは

昨日、社会保険事務所へ行ったので、ちょっと立ち寄ったところの現況報告から。

まず、いつもはガラガラの駐車場が、午後4時を過ぎているにも関わらず満員御礼で、絶対に年金相談だろうという人たちが社保事務所建物の玄関先までビッシリ・・・(関心の高さが伺えます)

しかし中に入ると、そこは野戦病院の如く、緊迫した雰囲気の中、飛び交う怒声と金切り声とすすり泣き・・・(自分が今いる所はどこなのだろうと錯覚するくらい)

私は、年金の裁定用紙が欲しかっただけなので、そこからちょこっと離れた職員に労務士手帳を見せて、もらうものだけもらって一目散に外へ出てきたのですが、まさに戦々恐々とした社保事務所での一時でした。

報道では、ついにというか然るべきにというか、また責任の擦り付け合いが始まったことを伝えておりますが、これで有耶無耶にして終わるのが、常套手段であることを皆さんもご承知かと思います。

この件については、いくらでも書けるので、これはこの辺でお開きに。


さてさて、前回見つかった怪文書、もとい遺言ですが、その後の展開はいかに!?
まだ、過ぎたるは何とやら 1をご覧になっていない方はこちらから

自筆遺言なので、とりあえずは、おばあさんの子と一緒に家庭裁判所へ。
開封してあるのに今更・・・などとは、まだまだトーシローの考え。
若干手続きが追加になるものの、なんとかなるものなのです。

検認にかかった期間は約二週間、晴れて正式に認められた自筆証書遺言となった件の遺言。ただし、担当官から二言。

一言目

担 「今度からは遺言が出てきたら封を開けないで持ってきてくださいね」

私とおばあさんの子は、目を合わせて大笑いである。

子 「ハッハッハッ!!そんな頻繁に出てくる訳ないじゃないの・・・アッハッハッハッ!!それに順番からいったら今度書くのはオラなんだから、死んだ人間が持ってこられる訳ないじゃないのよ・・・イッヒッヒッヒッ!!」

やり取りが完全に落語である。
山田君から座布団をもらい、そろっと帰りましょうか、の寸前に

二言目

担 「しかしこの遺言、読むのが大変でしょうねぇ・・・」

私たちは沈黙の艦隊となってしまった。

さぁ、ここからが本当のご依頼である。

とりあえず、某役所の戸籍担当者へ相談に行くことにした。
なぜ?
ここの明治から昭和初期に作成された除籍簿を思い出したからである。
幾度となく悩まされたこの除籍簿も、立派な草書体で綴られており、その解読に長けた人物がそこに存在していたからである。また、公務員なので私同様守秘義務も持ち合わせている。

いざ!!

カンタンに経緯を説明したところ、「やってみましょう」と二言返事でスンナリOK牧場!!
さてさて、その内容は?
役 「・・・・・・」
私 「どうでしょう?」
役 「・・・・・・」
私 「ダメですか?」
役 「残念ながら、手の施しようがありません・・・」
聞けば、数名の名前と地名が出てきているそうなのだが、その地名が訳の分からない場所を指している、というのである。多分これが遺言で一番キーとなる部分を示しているのであろうが、それ以上はわからない、という結末。

ただ、複数の名前と地名が出てきた、ということだけでも一歩前進である。

お次は、以前ご依頼のあった書道教室へ。
書道をたしなむ者であれば、草書体は欠かせない。と閃きを感じた私は、遺言をコピーし、名前とおぼしき部分を朱末(見えないように塗ること)、持参してみたのである。
結果・・・開始直後に失神KO・・・
師曰く、草書と言うものは個人の感性にて記すもの。私ゃこんな書体なんぞ見たことないので知らん!!

へいへい、と。

ならば次はお寺でどうだ!!
お経を覚えるためと書の上達を狙い、日々写経やらを修行時に取入れている禅宗ならば、間違いあるまい!
結果・・・お説教三昧の1時間で撃沈・・・
師曰く、死者の気持ちを推し量るには、ただただ修行あるのみぞ・・・略

心は読まんでいいから、字を読んでくれ・・・

こうして困難を極める、遺言解読。

あとはそれこそ、三条市(旧下田村)が生んだ大漢和辞典執筆者、諸橋徹次先生にすがるしかないようであるが、こちらもすでに故人となってしまっている現実ではどうにもならない・・・

困り果てた末、ようやく解読がなされ意外な結末を見せるのであるが、こちらは次回最終回で、ということで。

それではまた。



これぞ、探偵ナイトスクープ!!
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こんにちは

昨日の幸せいっぱい結婚式ネタから一転、今日はまたまた人生最終章に纏わる記事を。

遺言
誰がどこからどうやって逆立ちして見ても、暗く重苦しい書体。
そこには、生前に書かれた故人最後の意志が書き記されている。

どうせ、お前が書くことなんだから、またオチャラケなんじゃないの!?
と思われる方もおられるでしょうが、大当たり! フィーバー! 777! 確変突入! とまさにその通り!!

ただ、これを参考に正しい遺言の書き方や処理方法を学べるところが、このブログ最大のメリットなんですよ!?

ご依頼

依 「死んだじいさんの遺言が出てきたんらろも、なじょしていいかさっぱりわからんすけ、ちっとおめさん来て見てくんねろかのぉ」(訳 亡くなったおじいさんの遺言が出てきたんですけれども、どうしたらいいのかが全然わからないので、悪いけどあなた、ウチまで来て見て頂けませんか)

私 「ええ、ええ、かしこまりました。それではすぐにお伺いいたします」

依 「いゃあ、いかったいかった、そうせば待ってますっけに、ま、一つよろしくお願ぇしますいね」(訳 よかったよかった、それではお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします)

私 「はい、それでは一時間後に」

遺言でもめるケースが多いのを知っていた私は、平穏無事な内容であることを願いながら、車を走らせた。

ご依頼者宅到着

恐らく亡くなられた方の配偶者であろう、おばあさんが玄関で私を出迎えてくれる。
外の標を見ると、おじいさんは90うん歳で亡くなられていたようで、まさに大往生。
そそくさと、ポケットから数珠を取り出し、一通りお参りした後、いざその遺言のもとへ。

そこには、90過ぎのおじいさんが書いたとは思えぬ、しっかりとした字体と毛筆で書かれた一通の封筒が。

依 「まず、これらすけに見てみてくんなせや」(これなんですが、まず見てみてください)

私 「はっ、それでは拝見させていただきます」

和紙でできた封筒らしく、厚ぼったく触感がザラついている。
しかし、次の瞬間、最初のドッキリが私を襲う。

開封済み・・・

自筆証書遺言の場合、開封前に家庭裁判所の検認という、お墨付きをもらう必要があるのだが、封の口は見事ハサミでちょん切られていた。

ま、開封後でも何とかならんでもない、と気を取り直した矢先に二発目の核弾頭が・・・

依 「これが中身なんらろもさぁ」(これが中身なんですけど)

何と私は空の封筒だけを持っていたのか、と落胆すると同時に卒倒した。

私 「こ、これはいったい・・・」

声にならなかった。
その遺言証書本文に書かれたものは、ご丁寧にも最初から最後までが見事な草書体で綴られた代物だったのである。しかも殿様がブワッと広げて読むあの折り方で。

草書体自体が何なの?という方のために説明すると、昔々まだ世が戦国時代だった頃の巻物や書簡などを思い浮かべてほしい。そう、ミミズがのたばっているかのような、あの書体である。

解読不能・・・思考回路停止・・・エヴァ活動停止限界です・・・。

聞けばそのおじいさん、昭和初期から代書屋という商売をしていたそうで、私たちの大先輩らしいのだが、その当時の書体と書き方で遺言を記していたのである。きっと売れっ子の代書屋だったであろうことは、その達筆ぶりから容易に伺えるのだが・・・。

内容でもめることはよくあるが、解読でもめるのはこれが初である。

かくして、この遺言解読からがご依頼ということになってしまった訳であるが、今日はここまで。

次回は解読に二週間を捧げた男たちの壮絶なるドラマが待っております。

過ぎたるは何とやら 2 へはこちらから



から それではまた。


素敵な遺言じゃないの、ウフッ!!
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こんばんは

土曜から日曜にかけて富山まで結婚式に行った後、今日は相続手続きの佳境を迎え(もめてるとかではなく、ただ単に印鑑をもらいに行っただけですよ♪)更新が遅れておりましたが、ようやく三日ぶりの更新です。

年金については皆さんもあきれ返っているようなので、もうやめようと思っているところですが、一言だけ。

弁護士、税理士を"何でも年金鑑定団"にして、社会保険労務士を"臨時増員年金相談員"にするようですが、こんな不始末の為に自らの仕事を投げ出し時間を割く、優秀な御先生なんぞを招聘することができるのでしょうか!? 結果、知識も実績もなく、士業としてのまともな仕事がないので、微々たる収入のために派遣されてきました、なんてのばっかりが窓口に立って更なる不信感の増幅にならないことを願いたいものです。

また、これだけ取りざたされた、これら士業の関連団体の中に、もしも"天下りさん"などがいた場合、風評被害を被るのは私たち全うな士業者ですから、これも絶対にないことを心から願ってやまないことは当然であります。

ついてではございますが、私は、人の世の生き血をすすり、不埒な悪行三昧を行う、醜いオニ、ではないので、ご依頼よろしくでございます。(桃太郎侍 引用)

さてさて、お先真っ暗な話はさておき、結婚式。

いいですねぇ♪

日頃、「死人ビジネス」、「不幸ビジネス」などと呼ばれる相続屋の私にとって、これだけ両極端な性格を持つ場所に出席できるのは、歳を負う毎に少なくなってきていますから。

しかも今回出席した結婚式は、式自体もさるものながら、その余興がとてつもなく素晴らしかったんですよ!!

結婚式の主役である彼女は音楽家。

で最初の演奏は彼女お気に入りのお弟子さんのオカリナ♪
緊張からか、彼女と離れてしまうのが寂しかったのか、その音色は震え、少し外れたところもありながらも、祝福と切なさが混じった、日本海に沈む夕日を思い出すかのようなものであり、最初のウルルン・・・

お次は、彼女のフルートとパートナーのバイオリン、師のピアノで奏でるアンサンブル♪
ここは彼女のキャラクターに合わせた明るい曲!
驚きはウエディンクドレスを腕まくりしながら、フルートを演奏した彼女
すげぇぇぇぇ! これ以上ないゴージャスなステージ衣装!!
でもウ・マ・イ!!

更にお次は本当のプロシンガーソングライターによるピアノ弾き語り♪
私的には、かつてファンだった谷村有美のような曲調と歌詩で一気にお気に入り(あんまり褒めると怒る人が脇にいるのでそこそこに・・・)
しかも幼馴染の彼女の結婚式のためだけに作ってきた曲とのこと。
その気持ちのこもった歌詞と曲がまた泣かせる・・・
そのシンガーソングライターの名は「入日茜」さん。
インディーズでアルバムも出してますよ~(宣伝)

と、久し振りにトリ肌が出るほどの感動でいざ次へ!!

そして大トリは新郎が招待した和田アキコ・・・・・・(もどき)
ようやく私と同じ色物のニオイを感じたものの、私の弟はニセ和田アキコに握手を求められ思わず苦笑い!三村ばりの「オレかよっ!!」炸裂!!
尚も続く熱唱の"あの鐘を鳴らすのはあなた"
某国営放送のど自慢であれば、絶対必ずすぐに鐘が1つ鳴って終われたはず・・・
しかし自身で鐘を鳴らせず、フルコーラス歌うことを余儀なくされた彼に合掌・・・・・・

順番として最後に和田モドキがどうであったかはさておき、とにかく終始生演奏に彩られた素敵な結婚式でした。皆さんもぜひ、オリジナルの結婚式ということで、こうしたプランをたててみてはいかがでしょうか♪

今回結婚されたお二人は、音楽と共に素敵な結婚生活を送っていくことでしょう。

お幸せに~♪

それではまた。


やっぱり幸せな話題はいいよね!!
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こんにちは

今日の新潟は昨夕からずっと雨で気温も低く、私も久しぶりに長袖となっております
今年は雪が少なかったので、これでダムの貯水率が少しでも上がってくれればよいのですがねぇ。

さてさて、本日のお題は消えた年金についてですが、あまりにも批判的記事を投稿すると、厚労省やらそれら外部団体から社労士資格を剥奪されてしまいますので(うそ)、考えられる範囲で客観的視線で綴っていきたいと思います。(多分無理だと思うなぁ♪)


消えた年金とは、ご存知の通り、支払った保険料に見合った年金が支給されないことですが、これには様々なケースがあり、一概に全て社保庁が悪い!!といったものでもないものも存在します。しかし大部分が社保庁の責任である事実は残念ながら私でも覆すことは不可能です。

公表された5000万件の幻の記録と、25万人に対する950億円の追加支給というのは、サンプルの少ないデータから見積もったもののようなので、またまたご都合主義のものなのだろうか、と疑ってかかるのが妥当と思われます。

上記見積り方法

◆ 年金記録が新たに見つかるなどで、年金増額した人、年平均約3万7000人。
いつからの分だかは知る由もありませんが、意外と多いと思いませんか!?

◆ うち1000人をサンプル調査。
たったの1000人です。誤植ではありません。

◆ 対象の約3割が5年の時効で、もらえるはずだった年金が支給されておらず。
加入記録の確認は早ければ早いほど被害を最小限に抑えられます。

◆ 以上の数字や平均寿命などをもとに試算、年金特例法案の対象者は25万人
この部分は具体的によくわからない点が多く、厚労省独自の計算です。

としたのが、今回発表の計算方法です。

この25万人分、950億円は、既に年金を受給している(いた)方の中での時効部分も含む、というのが年金特例法案の中身なので、この部分の幻年金記録2880万件から出された数字であるということにお気づきください。

残りの2120万件を追加した場合、単純に比率計算すると、約18.5万人分、703億円が今後の年金給付に向けた予算として更に上乗せされる計算となり、合計43.5万人分、1653億円の追加ということになります。

よ~く読むと、こうした結果を捉えることができてしまいました。

しかし政府厚労省お墨付き、100年安心の年金制度発足から間もなくのことですから、これしきの微々たる過ちや金額など大したことではなく、むしろ想定内であってのことなのでしょう。
真偽のほどは・・・皆さんのアタマの中にありますよね

はてはて
では、どうしたら幻の年金にありつけるのか、と言うとこれがまた困難極まりありません。
普通に「く~だ~さ~いっ!!」と言って「あいよー!!」と思っている方には誠に失礼ですが、一度関係医療機関にて何らかの検査をお受けすることを強くお勧めいたします。

まず幻の年金に辿り着くには、証拠を出さなければ全く相手にしてもらえません。
さらに物証として認められているのは、「領収書」だけ、というのが今の実態です。

最近、よく社保事務所の年金相談コーナーで怒鳴っている、証拠を持たないおじさんおばさんを見かけますが、これこそ竹槍でB-29に応戦するようなものであり、「てめぇら訴えてやるかんなっ!!」の声も虚しく、実際には威力業務妨害で訴えられかねないこと明白であります・・・。

今回の救済法では一応「銀行通帳の出金記録、元雇用主の証言」なども認めましょう、といった内容が含まれているようですが、これのどこが救済なのかは、凡人である私には全く理解ができません・・・

もしも、チョー昔の領収書や通帳の出金記録があったとしたら(ある人も稀にいます)事前にこうした事態を見越し、国や大企業に先んじて本格的危機管理体制を取入れられていた方でしょう。

元雇用主の証言についても、自分より高齢だったであろう社長様が生存している確率は非常に低く、仮に生存していたとしても、移動できない、証言できない、証言能力がない、などのほうが多いのは明らか。
違いますかねぇ・・・

今日のキャッチフレーズ
「加入記録の確認は計画的に! 無理のない年金支給で国は皆さんを応援します!!」
まるでどこぞの消費者金融・・・・・・

それではまた


この記事の正しいカテゴリは詐○だろ!!
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こんにちは

今日の新潟は曇り空、比較的気温も低めですごしやすい日中となっております。

さて、本日のお題は相続事件簿シリーズとして、過去に出会った相続についてのエピソードなんぞを書いてみたいと思います。
今回は私自身のお話のため完全なるドキュメントです。


相続手続きだけを行なうよりも、もう少し気を配ったサービスをご提供しなければならんなぁ・・・などと考え始められるようになった矢先にそのご依頼はやってきた。

死んだおやじ名義の不動産があるので何とか名義変更をしたい。
ただ、今ちょっと急いでるので、明日の10時頃にウチまで来てほしい。
住所は○○○
電話は×××

電話でのご依頼内容を簡潔に表すとこうなる。
過去の経験から、これは葬儀関連のことでバタバタしているのだろう、とあまり私は詳細について電話では尋ねることをしなかった。

わかりました。それでは明日10時にお伺いさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。

早速翌日、ご依頼者宅へ黒のスーツとネクタイを締め、懐にはばあちゃんの形見の数珠を忍ばせる、という完全葬儀仕様の装備でいどむこととした。
これは当初から必ず数珠は持ち歩いていたが、ご遺族やご親戚の前でカッコよくご焼香させていただこう、ということで黒尽くめの服装を、という選択であった。

ご依頼者のお宅に着いた。
この地域周辺では初七日を終えると、家の外には葬儀関連のもの一切を何も置かなくなるので、初七日が昨日だったのだろう、とおおよその察しがついた。

しかし事態は思わぬ方向へ進んでいく。

玄関を開けると、ご依頼者らしき男性がニコニコと私に話しかけてくる。

依 「さぁさぁ、朝はよからようきなさった。ま、ま、中にへえってくんなせや」(朝早くからお越しいただきすみません。とりあえずウチの中に入ってください)

私 「私、牛腸と申します。この度はご愁傷様でした・・・・・・」

依 「何へ?」(何のことですか?)

私 「いえいえ、それではとりあえずおじゃまさせていただきます。」
お耳が少々遠方におられるのかもしれない。

そして、通された部屋は仏壇が見える茶の間。
瞬間、脳裏に衝撃の一言が走る。
しまった!!やられた!!私が悪うございました!!

そこには葬儀用の祭壇を作った痕跡がまったくなかったのである。

相続手続き=亡くなられた直後、という私の浅はかな思い込みで挑んだこの格好は、完全に周囲を沈黙させてしまう結果となってしまったのである。

そう、ご依頼は相続手続きなので、亡くなった直後とは限らない・・・・・・

実際にお話を伺うと、五年前に亡くなった方の名義の不動産が出てきたのでどうしたらいいのか、といった内容。
まだ、一周忌や三回忌などの年忌にでも当たっていれば救われたのだが・・・

私 「いやあ、ついつい勘違いしてしまいまして・・・申し訳ありません。」
もちろん服装についてである。

依 「やぁぁぁ、始めおめさん見たとき、なんだろなぁと思ったろもさぁ、ウチの他にもまぁら寄るとこがあろんだの、やぁぁぁ、ていへんらていへんら」(始め あなたを見たとき、何事かと思ったけれど、ウチの他にもよらなければならないところがあるのですね。たいへんですね。)
はははっ・・・そういうことにしておこ・・・
しかし他の方は知っている・・・視線が痛い冷たい突き刺さる・・・・・・

かくして、これ以後、黒尽くめの衣装は業務上過失を犯す可能性があるため厳重に封印されたのである。

それではまた。


新潟弁は微積分より難解!!
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プロフィール
HN:
所長 牛膓 智
性別:
男性
職業:
行政書士 & 社会保険労務士  .
自己紹介:
私たち事務所の専門分野は相続遺言、離婚、年金についての相談と手続きです。
これら現場での経験談や、冠婚葬祭に関すること、時事ネタなどを中心に更新していく予定ですので、宜しくお願いいたします。
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