年金記録詐欺について 1

こんにちは

今日は本来であれば、離婚ネタか資格ネタを行うつもりでしたが、私の優秀なるエージェントより「ぜひ掲載して注意喚起を促してほしい、被害が拡大する前に・・・」との情報が入りましたので、それをお届けいたします。


それは今、話題沸騰中どころか連日連夜昇華中の年金に関する新手の詐欺についてのことです。

私が命名するのも何ですが、その名は「年金記録詐欺」

簡単に申し上げると、数年前に流行った「税金還付詐欺」をバージョンアップさせたような内容の詐欺手法なのですが、ここでバージョンアップした、とありますので、もちろん今回の詐欺の方が巧妙かつ手口が多岐に渡っておるようです。

以下にその手口を記載させて頂きますが、決してマネしないでください。

手口 1　振込ませ型

一番オーソドックスな手法と言えるでしょう。
社会保険事務所などの名を騙り、電話がかかってくるところから始まります。

被　「もしもし、○○ですけれども」
これで詐欺師に名前が知られました。
この詐欺も高齢者がターゲットですので、声色で電話を切られる事もあります。

詐　「○○さんのお宅ですか。私、××社会保険事務所年金記録係担当の△△と申しますが、この度はいろいろとご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。」
常套句ですが、今回はこれで感情を著しく刺激されます。つまり、誰もが知っている話題の年金記録問題についての連絡なのでは!?と簡単に思わせることができ、被害者候補者の関心を一気に呼び込めるからです。

被　「ホント、どうなってんのよ! しっかりしてもらわなきゃ困るのは私たちなんだから・・・グチグチ・・・」
と、ほとんどの人がこう言うか、或いは思うでしょう。電話がかかってきた時期が時期だけに・・・
しかしよく思い出してみてください。社会保険事務所はこんなに親切だったでしょうか!?

詐　「誠申し訳ございません、その件に関しましては只今照合を行っている最中なのですが、今回○○さんの過去の年金記録らしいものが存在していたものなので、お電話差し上げた次第なんですよ。」
ここがバージョンアップヶ所その1である。
一応、名目だけでも、形式だけでも、多分テキトーに行われるであろう年金記録の照合は紛れもない事実、と認識しているところへ対してのこの連絡。
ホント!?と糠喜びさせるところは「懸賞詐欺」を彷彿とさせる・・・

あとは、お決まりのATMまっしぐらで、振込みさせれば一丁あがり!!

しかし、何故ATMで訳の分からないところにお金を振込んでしまうのか!?

この私の疑問に対して、先のエージェント氏はこう語ってくれました。

エ　「これにはカラクリがあってねぇ、いいのかな言っちゃって・・・要は身元確認のために操作してもらえませんか?って頼むんだよ。通帳作る時に既にアナタの身元確認が行われているから、通帳(カード)で確認させてください、ってことで。もちろん他の方法だと本人に事務所まで来てもらわないとダメだとか、いろんな理由をつけてね。で、入金画面まできたら、再度、確認するためには"そこに○万円って入れてください、確認後すぐに折返し返金しますから"で完了なんだよね。ここでも金額ゼロじゃあ送信できないから確認できない、とか、後ろで待っている人のためにも早くしないと、とか都合のいいことやもっともらしいことなんか言っちゃったりしてさぁ・・・」(事情により音声は変えてあります)

納得である・・・大したものだ・・・
しかし、このエージェントは詐欺師の逆側にある立場の人物である、ということだけは本人の名誉のために付け加えさせて頂きます。


本当はもう1つのパターン「偽装年金記録調査型」詐欺は、年金記録詐欺 2 をこちらからどうぞ!!


くどいようですが、絶対にマネしないでください。
この情報は詐欺に遭わないための知識を提供することを目的として掲載しております!!

それではまた。


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今日もありがとうございます。