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葬儀や相続、遺言、離婚、詐欺についてのブログ 新潟県三条市/牛腸事務所
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こんにちは

昨日までの雷雨がウソのように晴れ上がり、清々しい気候となっている新潟ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日は離婚についての記事第一弾ということで、実際にあった離婚相談から、その事情について書いてみたいと思います。

まず、相談される方が一番先に私たちに尋ねてくる内容ランキングから始まるのですが、次のうち、最も多いと思われる相談内容はどれだと思いますか?

A 年金分割について
B 離婚するべきかどうかについて
C 養育費・慰謝料について
D 離婚後の生活について
E 親権について

答えはBの離婚するべきかどうかについてでした。
以下、C→E→D→A という順番のようです。

ただし、これはあくまで私たちに相談された方の中での順番なので、世間一般の順番とは異なるものとなっているかもしれない、といった点についてはご了承ください。

意外だとは思われませんでしたか!?
えっ、何が!?
だって私たちは手続きの専門家ですよ!でも相談内容NO1は人生相談ではありませんか!!
あっ!そっかぁ!!

と言う、やり取りが私と皆さんの間で暗黙のうちにあったこととしましょう。

しかし現実はそうであり。私は人生相談を一番多く行っていたのです。
なぜなのでしょうか?
考えられる原因として、その後の相談内容から推測できるものは

1 離婚に関する知識がほとんどない場合
2 離婚に関する知識を知り尽くし、ある程度の結果がわかっている場合

という両極端な方がこれらのほとんどを占めています。

1の場合は"藁にもすがるおもい"(注 私は藁ではなく、ちゃんと乗れる木の船ですよ)で一つずつ詳細について尋ねてくるため、回答する側としても回答しやすいのですが、2の場合については、時として完璧な答えを持ち合わせているために、非常に回答に苦しむ面を持っています。これは私の経験や知識や知恵が不足している、というのではなく、完全に離婚についてのYESかNOかだけを伺ってくるからなのです。

つまり、本当に迷っている方からの相談なのか、誰かに背中を押してもらいたいがための相談なのか、という方が多いので、こうした結果が出てきているのではないか、と私は分析いたしますが、皆さんはどのように思いますか!?

因みに、人生の一大場面の決定を、このような私に託して頂けることは誠にありがたいことなのですが、さすがにご依頼者と数名の方の一生を左右しかねない、こうした重要決定については丁重に辞退させて頂いております。
あくまで、最終判断決定権はご依頼者とその関係者にしか存在しないものですので、何卒ご了承ください。


次に多いのが、親権や養育費、慰謝料についてのことなのですが、これはまだ幼いお子さんを持った母親からの相談、というのが当然ながら圧倒的に多くなっています。
少数派としては、離婚する当人の親や友人からの相談、というものがありましたが、恐らく友人を名乗られた方は、実際にはご自身のことだったであろうと思います。
これは皆さんも経験をお持ちでしょう。
怪しげな物品を購入しようとする際、聞かれてもいない購入依頼者の名前をレジの係員にわざわざ言って、疑惑を確信にしてしまう行為のことです(笑)

これらは当然、金額が最終的に聞きたいこと、となるわけですが、1つだけご注意願いたいと常々感じているのは、慰謝料や財産分与の額は、期待するよりも遥かに少額にしかなりませんよ、ということです。

大概の場合、それをお話しすると「やっぱりそうですか」という答えが返ってくるのですが、「やっぱり」とは他の同業事務所数ヶ所で聞いた結果と同じじゃない、という落胆と確認の結果のようです。


そして最後が離婚後の生活や年金分割について、となるのですが、離婚後の母子家庭に関する補助については残念ながら縮小傾向にあります。これは各都道府県市区町村によって取扱いが様々ですので、住民票のある市区町村を通して、確認する必要があるでしょう。

また、年金の分割についてですが、これも大した金額アップに繋がらないことから、これだけを理由に離婚される方は今現在、ほとんどいないといったのが現実です。

年金分割についての詳細を知りたい、と思う方はこちらをご覧ください。

また、これらのことを最初に聞いてくる方はどのような方たちなのだろう、ということですが、お話の内容から読み取れるのは、あまり離婚に対して積極的ではなく、現実志向が強く、とかく慎重な方なのであろう、と感じられることが多いようです。


以上、離婚相談の実情についてでしたが、最後に最も多い特徴を記して終わりにしましょう。
それは、
ほとんどの相談内容が、既にご依頼者ご自身で、ある程度の答えを持った上で、相談にいらっしゃっている、ということです。
答えがあるのに相談ってどういうこと!?
と、思われるかもしれませんが、きっと皆さんにもそうした経験があるばずですよ!
思い出してみてください、困ったときの自分自身の行動を・・・

それではまた。


離婚相談の現場ってこんなだったんだ!!
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所長 牛膓 智
性別:
男性
職業:
行政書士 & 社会保険労務士  .
自己紹介:
私たち事務所の専門分野は相続遺言、離婚、年金についての相談と手続きです。
これら現場での経験談や、冠婚葬祭に関すること、時事ネタなどを中心に更新していく予定ですので、宜しくお願いいたします。
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